こんにちは。わっくんです。
ついにやってきました。ワインの王道「フランス」についてです。
フランスのワイン
フランスワインの特徴
伝統を重んじる、歴史や文化、品質の高さ、ワイン主要国の最高峰。
これがフランスです。特徴の一つ一つに重厚感がある、そんな国です。
ワインを飲むならここから飲めと言われているくらい、ワイン造りのルーツが数多く生産されてます。地域によって使われるぶどう品種やワインの造り方が決まっており、地域や畑の名前がそのままワインの名前になることもあります。
おもな生産地とぶどう品種
北部
シャンパーニュ地方
有名なワイン:シャンパン、ピノノワール、シャルドネ、ムニエ
特徴:昔のフランス語でCampagne(田舎)が由来。ドン・ピエール・ペリニョン(ドン・ペリ)というキリスト教の修道士が編み出したとされる瓶内二次発酵、アッサンブラージュと呼ばれる原酒のブレンド、ティラージュ(二次発酵の際、発泡の元)、ドサージュ(仕上げ)と呼ばれる甘味料の添加が特徴となっている。
シャンパーニュ地方で生産されたぶどうだけを使い、瓶内二次発酵後に15カ月以上の熟成をしたワインだけがシャンパンを名乗れます。ちなみにヴィンテージのあるシャンパンは最低3年以上の熟成が必要です。
ほとんどのシャンパンがNV(ノン・ヴィンテージ)と呼ばれ、様々な収穫年のぶどうをブレンドして作られる。これはシャンパーニュ地方が北部にあるため、ぶどうの出来に差ができ、味の均一化ができないから、とされている。
アルザス、ロレーヌ地方
有名なワイン:リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ・ダルザス、ピノノワール
特徴:アルザスのほとんどが白ワインの生産で、その数は90%にもなります。その中でも有名なものが辛口の白ワインです。フランス国内においては、アルザスのシャンパンと称されるクレマン・ダルザスの消費量がクレマンのなかでは最も多いです。
ラベルにブドウ品種が書かれているヴァラエタルワインを用いています。これによってぶどう品種を調べることなく分かります。
鉄や石炭などの資源が豊富なアルザスは、ドイツVSフランスの戦争が数百年にわたり、幾たびも行われたという悲劇の場所でもあります。
ミュスカ・ダルザス
リースリング
ゲヴュルツトラミネール
ロワール地方
有名なワイン:ソーヴィニヨンブラン、シュナンブラン、ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)、カベルネフラン
特徴:フランスの庭とも呼ばれる数多くの城があり、その数はなんと130城も。古くから貴族が住んでいたため、ワイン造りが盛んにおこなわれていた。
ペイ・ナンテ地区はシュール・リーと呼ばれる、澱を引かずにそのまま熟成させる伝統的な熟成法を用いる。
フランスの三大ロゼと呼ばれるグロロ種を使用した、甘口ワインのロゼ・ダンジュが有名。
サンセール地区ソーヴィニヨンブラン
ミュスカデ
シノン地区
ロゼ・ダンジュ
西部・南西部
ボルドー地方
有名なワイン:カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、プティ・ヴェルド
特徴:世界でもっとも有名なワイン産地で、ボルドー全域のワインをクラレットとも呼ばれる。おもにメドック地区、グラーヴ地区、ソーテルヌ地区、ドルドーニュ川右岸地区(右岸とも)がある。
メドック
グラーヴ
ソーテルヌ
ドルドーニュ川右岸
シュッドウエスト地方
有名なワイン:マルベック(コット)、タナ、カベルネフラン
特徴:隠れた醸造地で古くから醸造している個性的なワインが多い。土着品種は130以上。
カオール地区
マディラン地区
南部
ローヌ地方
有名なワイン:シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、ヴィオニエ
特徴:北ローヌはシラー主体のコート・ロティやクローズエルミタージュ、南ローヌはグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルのブレンドしたシャトー・ヌフ・デュ・パプやジゴンダスなど、世界的に有名なワイン産地。ミストラルと呼ばれる乾燥した冷たい風が吹き抜けるため、カビなどの病気になりづらい。
北ローヌ
南ローヌ
ラングドック、ルーション地方
有名なワイン:グルナッシュ、シラー、カリニャン、ムールヴェードル
特徴:フランス国内のぶどう栽培面積の35%近くが栽培され、生産量は国内最大。安価で親しみやすいワインが多い事で有名。
ラングドッグ
ルーション
プロヴァンス地方
有名なワイン:
特徴:フランスのロゼワイン最大の生産地で80%ほどがロゼワインの生産。ローヌからのミストラルがプロヴァンスにも影響するため、夏場も過ごしやすくリゾート地として有名です。
東部
ジュラ、サヴォラ地方
有名なワイン:サヴァニャン、
特徴:ヴァンジョーヌと呼ばれる黄色いワインが有名。クラヴランという620mlの容器に入れられる。ヴァンドパイユと呼ばれる藁の上で干したぶどうを使って醸造される甘口ワインがある。Pots(ポ)と呼ばれる375mlの容器で販売される。
ヴァンジョーヌ
ヴァンドパイユ
ブルゴーニュ地方
有名なワイン:ピノノワール、シャルドネ
特徴:ワインは単一品種で造られる。そして、畑が最も重要とされているので、1つの畑で、クリマと呼ばれるいくつもの区画に分ける。そのクリマを更に何十人で分けるといったあまりにも緻密な生産・管理をしている。
シャブリ地区、コート・ド・ニュイ地区、コート・ド・ボーヌ地区、コート・シャロネーズ地区、マコン地区、ボジョレー地区に分かれる。
コート・ド・ニュイ
コート・ド・ボーヌ
コート・シャロネーズ
ボジョレー
世界に誇る高級ワイン
ペトリュス
サロン
ロマネコンティ
さいごに
いかがでしたでしょうか?まだまだ多くの情報がありますが、かなり簡素にしました。興味を持った方は安い物でもいいので、飲んで知見を深めましょう。こういった知識も重要ですが、ワインは飲んで楽しまないと!
コメント