こんにちは。わっくんです。
「やっぱりワインは赤だよ。」
「渋味がある方がワイン飲んでるって感じがする。」
こんな方へ向けて、解説したいと思います。
赤ワインの主要ぶどう品種について
カベルネソーヴィニヨン
カシスやミントの香り、パワフルで濃厚なタンニンが特徴です。
若樹ですとピーマンのような青い香りが、老樹だとシダやタバコの香りがするのもポイントです。温暖な地域だと干しブドウの甘い香りがします。
主な産地
フランス
イタリア
アメリカ
チリ
オーストラリア
メルロー
プルーンやきのこの香り、優しく繊細なのに複雑味のある味わい、とてもシルキーな舌触りが特徴です。AOCポムロールの高級ワイン「ペトリュス」の主要ぶどう品種です。
主な産地
フランス
イタリア
アメリカ
チリ
オーストラリア
日本
シラー(シラーズ)
黒コショウの香りや豊満な果実味が特徴的でオーストラリアではシラーズと呼ばれます。Syrah(シラー)→Scyras(シラス)→Shiraz(シラーズ)になったようです。
なぜ・・・?
主な産地
フランス
オーストラリア
南アフリカ共和国
グルナッシュ(ガルナッチャティンタ)
甘いベリーやプルーンの香り、穏やかなタンニンで滑らかな舌触りが特徴です。
若いワインではスパイス、年を重ねるにつれてカカオやなめし皮のような香りがします。イタリアではカンノナウ、スペインではガルナッチャやガルナッチャティンタという愛称で親しまれてます。
主な産地
フランス(コート・デュ・ローヌ)
イタリア(サルデーニャ)
スペイン
ピノノワール
イチゴやラズベリーのチャーミングな香り、タンニンが少なく、非常に滑らかな舌触りが特徴です。熟成すると、なめし革や紅茶のような香りも現れます。
ブルゴーニュの高級ワイン「ロマネ・コンティ」のぶどう品種になります。
主な産地
フランス(ブルゴーニュ)
アメリカ
オーストラリア
ガメイ
ラズベリーや花の香り、口当たりがよくライトなボディになります。
11月の第3木曜に恒例の”ボジョレー・ヌーヴォー”でおなじみのブドウ品種です。
主な産地
フランス(ブルゴーニュ)
カベルネフラン
スミレの花やピーマンなど個性的な香りが特徴です。
ボルドーのサン=テミリオン地区での高級ワイン”シュヴァル・ブラン”のブレンドとして使われるぶどう品種です。
主な産地
フランス
南アフリカ共和国
ムールヴェードル(モナストレル)
ベリーの香り、土や獣の独特な香りが特徴です。
スペインではモナストレル、アメリカやオーストラリアではマタロと呼ばれます。
GSMと呼ばれるぶどう品種の頭文字を取ったブレンドのMに当たるぶどう品種です
G=グルナッシュ
S=シラー
M=ムールヴェードル
主な産地
フランス
スペイン
アメリカ
オーストラリア
サンジョヴェーゼ
ベリーやプルーン、スパイスの香り、豊富な酸味が特徴です。
キャンティの愛称で親しまれているワインのブドウ品種です。
比較的軽めな印象ですが、熟成するとしっかりとしたタンニン、コクのある風味になります。
主な産地
イタリア(トスカーナ)
モンテプルチアーノ
ベリーの香り、豊富な酸とそれを包みこむような果実味が特徴です。
ボジョレーヌーヴォーのイタリア版であるノヴェッロに使われるぶどう品種です。
主な産地
イタリア(アブルッツォ)
ネグロアマーロ
カシスやベリーの香りとスパイシーさ、凝縮された果実味が特徴です。
主な産地
イタリア(プーリア)
ネッビオーロ
チェリー、花の香り、非常に深みのある濃厚な味が特徴です。
イタリアワインの王様と呼ばれているバローロ、イタリアワインの女王と呼ばれるバルバレスコのぶどう品種です。
主な産地
イタリア(ピエモンテ)
ネロダヴォラ
プラムやベリー、チョコレートの香り、穏やかな酸で豊富な果実味とタンニンが特徴です。
主な産地
イタリア(シチリア)
テンプラニーリョ
プラムの香り、程よい酸とタンニンが特徴です。
熟成後はスパイシーなニュアンスやなめし皮の香りも現れます。
主な産地
スペイン(リオハ)
メンシア
カシスやチェリーの香り、フレッシュな酸味と柔らかなタンニンが特徴です。
ぶどうの繊細さや味わいが似ていることから、スペインのピノノワールとも呼ばれています。
主な産地
スペイン(ガリシア)
ポルトガル
プリミティーヴォ(ジンファンデル)
チェリーやカシスの香り、豊富な酸味と果実味が特徴です。
アメリカではジンファンデルと呼ばれます。
主な産地
イタリア(プーリア)
アメリカ
カルメネール
ブラックベリーやカカオやコーヒーなど個性的な香りが特徴です。
未熟なぶどうでは青っぽい香りが残ります。
主な産地
チリ
ピノタージュ
ブルーベリー、カカオやコーヒー、土っぽい香りなど、個性的な香りが特徴です。
主な産地
南アフリカ共和国
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ぶどうだけでも数え切れない程あるので、ワインの場合、想像もできない数になります。その中で自分の好みの一本を見つけることがどれほど大変か。
どんなワインにも個性があって、良いも悪いもその人次第になります。
飲む人によって味を変えるのがワインの面白いところですね。
お気に入りの一本を見つけるために、楽しみながらワインを嗜みましょう。
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